「格差社会」、「フリーター」、「ワーキング・プアー」、「下流社会」、「勝ち組、負け組」などという言う言葉が頻繁に聞かれます。
なかなか就職できない、仕事があっても給料が安くて生活が出来ないなどという人たちが急増しています。
一方では、最近完成した東京六本木のミッド・タウンの高級賃貸マンションは、4LDKの賃料が月額で500万円という高額にもかかわらずすぐに満杯になったという報道もされています。
このような格差現象を憂慮して政府もいろいろ政策を検討しています。しかし、いろいろ分析すればするほどこの傾向は、今後はますます顕著になって行くと言わざるをえません。
理由はいろいろありますが、その大きな要因の一つは経済のグローバル化です。「誰でも出来る仕事」は、世界最高水準の賃金の日本でするよりも、その数十分の一の賃金水準の発展途上国で作った方が低コストで作れるからです。
コストが低く抑えられれば安く販売できますから、競争力があり、たくさん売れると言うわけで、経営者もこういった戦略は考えていかないといけません。