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2017年7月29日 ブログ, 不動産コラム

ご自身が経営する会社が不景気の影響もあり経営不振に。その結果、住宅ローンの返済が滞ってしまい、保証会社より競売を申し立てられてしまいました。

慌てて地元の不動産屋に任意売却を依頼しましたが、半年を経過しても売却には至らず、地元の不動産会社から「売却は無理」とさじを投げられてしまいました。何もできないまま競売入札まで2週間となったところで、当協会代表理事の佐々木に共通の友人を通してご相談をいただきました。

ご提案内容と解決方法

ご相談いただいた時には入札目前。任意売却に必要不可欠な買主を見つける時間が全く足りないため、Tさんには「任意売却は難しい」と正直に事情を説明。しかし、担当者もせっかくご相談いただいたのに諦めきれないと、面談の翌日にご自宅にお伺いさせていただきました。 すると、1階リビングの壁に雨漏りの痕跡を見つけました。すぐさま裁判所に雨漏りの事実を認知しているか確認したところ、裁判所の調査後に雨漏りが始まったとの事でした。この場合、入札者に対して正確な情報を公開しておらず、正確な情報公開のためには再査定が必要だと、雨漏り改修の見積もりと工程表と共に裁判所に訴えました。 その結果、裁判所より競売取下げの決定が出たので、その旨を債権者に説明し、任意売却にて解決する事で同意を頂きました。

任意売却後の生活

雨が多い時期だったため、雨漏りの修復がなかなか終わらなかった事が幸いし売却期間は想定していたよりも長く取ることができました。そのため、非常に良い条件で購入してくれる方を見つけることができました。買主さまからは、債権者から控除された引越費用以外に引越し協力金を出していただけました。そのため、Tさんは全く自己の費用負担無く転居する事が出来ました。