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2017年7月29日 ブログ, 不動産コラム

Aさんは6人兄弟(BCDEFG)。ご兄弟のFさんの息子さん(FS)が輸入雑貨店の経営に失敗し、
4,000万円の借金が残りました。FSさんの祖父が 保証人1、Fさんが保証人2でしたが、祖父はすでに他界、Fさんも70代と高齢で支払い能力はなく、
ABCDEFGが相続してFSさんの借金を支払うこと に。しかも、FSさんが事業融資を受けていた銀行が破綻し、債券回収専門会社に債権譲渡されたため、
FSさんと破綻銀行との約束(1年間金利のみの返済、その後分割払い)が延滞扱いになり、FSさんとABCDEFGに全額一括返済の通知が来てしまいました。
一括返済できない場合は、担保となっているFさん・FSさんの住居(祖父名義)が競売にかけられることに。さて、どうすればいいのでしょうか?

Fさん以外のご兄弟はFSさんの借金について詳しくは知らなかったため、ご相談を受けたレコから不動産会社へご連絡をして、相続放棄を提案し、弁護士を紹介しました。
そして相続放棄が国に認められ、Aさんが祖父名義の家を買い取ることに。売買契約するには兄弟全員の署名が必要で、署名に反対のご兄弟もおられましたが、
なんとか兄弟全員の署名が集まり、Aさんが祖父名義の家を購入して競売を回避することができました。
さらに、Aさんが買い取った家を賃すというかたちでFさん・FSさんの 居住も継続。
借金4,000万円のうち2,500万円は資金を集めて返済でき、残り1,500万円はFSさんが月々1万円を返済していくことで解決となり ました。