前回の記事で、公的年金だけでは老後の生活でマイナスになる結果がでています。
この金額はあくまで平均値をもとに計算したもので、
受け取る年金額や生活費には個人差があり、
長生きすれば、それだけ多くの資金が必要になります。
支出が少なく、年金などの収入の範囲内で生活できる世帯もあるかと思います。
しかし、老後に必要な資金は、毎月の生活費だけではなく、
シミュレーションの不足額には含まれない介護費用や家のリフォーム、
子どもへの援助などについても備えが必要です。
これらの費用は一度にまとまった金額が必要になるケースが多いため、
生活費とは分けて管理し、すぐに現金化できる状態で準備しておくのが望ましいでしょう。
もはや、年金給付水準の低下は避けられない問題と言えます。
若い世代ほど受け取れる年金は減り、
自助努力による老後資金の準備が重要になることは明白です。
老後も収入を得る術を持っていれば、それほど多くの老後資金を準備する必要はなく、
自分のスキルをいかに高められるかを意識しながら働くことが大切です。
キャリアアップのための転職や、副業・兼業といった選択肢もこれからは意識して学ぶ必要があるでしょう。