ホールディングスは、英語の「holdings:保持、手持ち」
がもとになっているビジネス用語。
日本語では「持株会社」や「持株会社制度」という意味があります。
つまり株式会社〇〇ホールディングスは、大株主であり、
傘下の株式を一定以上保有している会社のことです。
持株会社制は1997年に解禁された新しい企業の形態で、企業が親会社兼大株主となる姿のことです。
ホールディングスはグループ会社とは違うのでしょうか?
グループ会社とは資本の持ち合いなどはしているものの、
別会社の集合体の呼び方です。系列企業ともいいます。
具体例として2005年まで、セブンイレブン、イトーヨーカドー、デニーズは
それぞれに株主がいた形でしたが、2005年にセブン&アイ・ホールディングスが設立され、
セブンイレブン・ジャパンやイトーヨーカドー、デニーズなどは傘下の会社となりました。
最近は企業合併で大企業の名前を聞くことが多く、
ホールディングスの付いた社名もテレビコマーシャルや広告塔など、
至る所で耳にするようになりました。
ホールディングスの意味と会社形態を覚えておけば、
経済ニュースや株の世界が少し分かりやすくなるかもしれません。