国債で資産運用するメリットとしては、購入した国債は政府が保証しており安心できる点に加え、
銀行預金と比べて利回りが高い点にあります。
では逆にデメリットとなることはあるのでしょうか。
購入した国債を満期が経たないうちに中途換金したいと考えた場合、
直前に受け取った2回分の利息に0.79658を乗じた「中途換金調整額」が差し引かれます。
また購入後1年以内の場合、中途換金ができないため注意が必要です。
日本政府が発行している国債以外にも、海外の政府によって発行された国債も資産運用の選択肢になるでしょう。
海外で発行された国債の中でも、
発展途上国の国債は経済成長によって日本の国債と比べて利回りが高い傾向にあります。
利回りだけを見ると魅力的に思えますが、海外で発行された国債は、
発行された国によってその安全性は大きく異なります。
実態としては、国の経済状況が不安定で資金調達が困難であることから、
金利を高く設定しないとお金が集まらないといったこともあります。
そのため、海外で発行された国債を購入するには、
あらかじめ該当国の経済状況をしっかりと分析することや、
格付機関による評価もしっかりと確認する必要があります。