経団連は11月14日、大企業が支給する冬のボーナスの平均額が、
過去最高の96万4543円であると発表しました。
ネット上では「私は派遣だからボーナス関係ない」と非正規労働者の嘆きが見られたが、
その声の中でも、「正社員なのにボーナスなし。」という声もありました。
大手企業を対象にしているため、
この数字は一般人から見るとあまりピンと来ないニュースと言えます。
政府や経団連が「景気は上向いている」と誇示したいがために実施された統計結果、
と冷ややかな視線を送っている人も少なくないのではないでしょうか。
中小企業も含めた民間の平均ボーナス額はいくらになるのでしょうか?
みずほ総合研究所が今月11日に公表した予測によると、
事業所規模5人以上ベースの民間企業の1人あたりボーナス支給額は38万1904円でした。
前年比2.1%減と、冬季ボーナスとしては1人あたり支給額が4年ぶりの減少となる見通しとなります。
これを見てほっとした人もいれば、大手との差を感じる方もいらっしゃると思います。
やはり、景気の回復の報道はすべての方に実感があるわけではないという事です。