簡単にまとめると、為替という言葉は、米ドルと円のように、
「異なる2国間の通貨」を交換するという意味で使うようになりました。
銀行や空港の両替所などに行くと、
『1米ドル=100円』のように日本円と外貨を交換するときの為替レートが提示されています。
ご存じの通り、為替レートは、世界の経済状況や需要と供給のバランスなどによって日々刻々と変動しています。
円の人気が高ければ「円高」になり、円の人気がなくなれば「円安」になります。
「円」を持つ方がよいと判断する人が多ければ「円」を買う人が増え、
すると世の中に出回っている「円」が少なくなるので、他の通貨より円の価値が高くなる=円高となります。
円と交換する通貨はシーソーのような関係です。
つまり、どちらかの通貨が高くなれば、もう一方の通貨は下がるということです。
海外旅行やショッピングにお得なのは円高です。
たとえば、10万円を持って海外旅行に行ったとします。為替レートが1米ドル100円のとき、お金は1000米ドル。
1米ドル98円と2円円高になれば、お金は約1020米ドル。20米ドルも多く手にすることができます。
逆に、円高は投資でお金を増やす時もチャンスです。
低金利が続く円預金では、ただ預けていてもお金はほとんど増えません。
しかし、外貨預金などで外国通貨を持っていれば、円安になった時にお金が増えることになります。