日本経済の中で好調な業界もあれば衰退していく業界もあります。
今回は嗜好品・贅沢品を扱う業界の中から、
売上が大きく減少している業界を紹介します。
お酒の消費量は1996年をピークに年々減少しています。
特にビールや日本酒の減少が大きく、国内メーカーにとっては頭が痛い事態です。
背景には、健康に対する意識が変わり、
お酒を飲まない人が増えてきていることがあるでしょう。
健康ブームや節約意識が酒類業界にとって大きなダメージを与えているようです。
またこうした間にも、成人人口は右肩あがりとなっていることから
「飲める年齢の人口の割合が増えてるのになかなか飲んでくれない」
という業界にとってはもどかしい状態が続いています。
しかし、酒類の中でも消費が増えているお酒もあります。
チューハイやリキュール扱いのいわゆる新ジャンルのビールです。
お酒にかけてもよい金額が減ってきており、単価の安い酒類へ消費が流れているようです。
安くておいしいお酒の開発競争はこれからも激化していくでしょう。