第1種および第2種低層住居専用地域と第1種および第2種中高層住居専用地域では、隣地または道路の日照確保のため、建築物の高さを、北側隣地(道路)境界線上の一定の高さを起点とする斜線の範囲内に収めなくてはならない。ただし、第1種および第2種中高層住居専用地域で日影規制の対象地域は除外。一般的に北側斜線制限より道路斜線制限のほうが厳しいため、敷地の真北に道路がある場合は、道路斜線で規制されることが多い。
株式や不動産などの資産を売却した時に得られる差益のこと。「値上がり益」「売却益」「譲渡益」ともいう。税務上は「譲渡所得」で、一般の給与所得や事業所得などとは別に分離課税される。特に個人の株式譲渡益課税のことを「キャピタルゲイン課税」と呼び、申告分離課税が原則。値下がりして損失が出た場合は「キャピタルロス」。「Capital」の意味は資本または元金。
システムキッチンなどに建具扉として使われる建材の表面仕上げの種類。表面が鏡のようにピカピカ光っているので鏡面仕上げという。汚れがつきやすい部位であれば掃除がしやすいし、耐久性も優れている。
変動金利のバリエーションの一つ。一般の変動金利では、市場金利に連動して借り入れ金利も動く。超低金利時代に借り入れた場合、その後の金利が2〜3倍になる可能性もある。こうした金利上昇リスクを回避するために、指定した期間中は一定以上は金利が上がらないように上限金利を設けたもの。この上限金利が付くことを「キャップ付」「金利上限特約付」「上限金利設定型」などという。
主に関西で用いられてきた日本の伝統家屋の基本モジュールのこと。関東間(江戸間)よりもやや広い。京都、大阪を中心に主に関西以西で用いられている。日本の伝統家屋を設計する際に基本となる柱の間隔(柱の中心から柱の中心までの距離)のことを「1間(いっけん)」という。京間とは、この1間を「6尺5寸」(約197.0cm)とする家屋のことである。
一つの鍵で複数の錠前を施解錠できるのがマスターキー。これに対して、異なる合鍵(子鍵)で一つの錠前を操作できるようにしたのが「逆マスターキーシステム」(Common Keyed System、Maison Key System)。錠前メーカーによって「R.M.K」や「M.K.S」などと略される。マンションなどでは、オートロックの玄関や、非常口、ゴミ置場など共用部分の出入口に使われるのが一般的。
債権者が裁判所を通じて、債務者の財産(不動産)を競りにかけて、最高価格の申出人に対して売却し、その売却代金によって債務の弁済を受けるという制度のことをいう。
建物の内外からのすき間風を防ぎ、気密性を高めるために外壁・床・天井などに設けた層のこと。プラスチック系フィルムなどをすき間なく張って室内を密閉させる。また、断熱材を入れた外壁などに内部結露することを防ぐため、室内からの水蒸気が断熱材に侵入しないように防湿性の高い素材を使う。これを「防湿気密シート」という。漏気をなくして熱損失を防ぐという意味では「気密層」、水蒸気の出入りを防ぐという観点では「防湿層」。
キッチンのスタイルについては、(1)オープンキッチン(2)セミオープン型キッチン(3)クローズドキッチン(4)アイランド型キッチンがある。
就学前の小さな子どもがいる若いファミリーの多いマンションの共用施設のひとつ。単に何もない部屋に簡単な遊具を置いただけでキッズルームと称しているケースから、業者と提携して保育サービスを提供しているケースまでさまざま。小さな子どもがいなくなると使われなくなるケースもあるので、状況の変化に対応して用途を替えられるような形になっているかどうかがポイント。給湯室が併設されていればパーティールームにもなる。