ひとり暮らしの高齢者などの安否を確認する緊急通報システムの1つ。日常的に利用するトイレの扉、玄関ドアなどにセンサーを付けて、一定の時間がたっても動作が確認できない場合に、館内の管理センターや警備会社などに自動的に通報されるシステムになっている。高齢者の生活リズムの乱れを察知することが名前の由来。「生活反応感知センサー」ともいう。水道メーターや、ガスメーターに付けて使用の有無を感知するタイプもある。
旧・住宅金融公庫の融資額割増制度の1つ。床面積や地域によって異なり、最大1000万円まで増額された。適用金利は基本融資額と同じ。1998年10月の「住宅金融公庫の融資に関し緊急に講ずべき対策について」と、同11月に閣議決定された「緊急経済対策」などに基づいて99年から導入された。当初、1年間の時限措置だったが、99年11月の経済新生対策などにより2000年末まで延長。
新聞の古紙やパルプなどの木質繊維を原料に綿状に加工した材料。断熱材や吸音材として使われる。湿気を吸収したり放出したりする調湿機能があるため、通常は断熱材に必要な防湿層の施工が不要とされる。ただし、素材自体は燃えやすいため、防火対策と防カビ・防菌をかねたホウ素系(硼酸塩など)の薬品が添加されている。専用の吹き込み機を使って、天井や壁面などの隅々まですき間なく充てんされる。米国では断熱材のシェア第1位。
分譲マンションにおいて敷地に設けられた庭やテラスであって、1階部分の区分所有者が排他的に使用できるもののことをいう。1階部分の区分所有者のために専用使用権が設定されていることが多いである。
キッチンとリビング・ダイニングの空間的つながりを保ちながらも、垂れ壁やキャビネットなどで一部を遮るプラン。オープンキッチンでは丸見えすぎて負担に感じる、でも孤立して作業をするのは避けたい、といった矛盾した要望を両立させることも可能だ。対面式のレイアウトにすれば、ダイニングにいる人と会話もできる。オープンキッチンに比べればにおいや音の遮断も比較的容易だ。ただ、採光と通風の確保には工夫が必要。
分譲マンションなどの区分所有建物において、それぞれの区分所有者が単独で所有している建物の部分のことを「専有部分」と呼ぶ。分譲マンションの場合で言えば、各住戸の内部が「専有部分」に該当する。
ログハウスで、壁の高さが徐々に低くなること。原因は、乾燥するにしたがって収縮したりねじれたりする天然の木を使うこと、また積み上げた大口径のログ材自身の荷重によって圧縮されるため。数cm以上もセトルダウンすることがあるため、窓やドアなどの開口部は高さの変化に対応できるように、あらかじめ沈んでもいい部分として断熱材などを詰め込んだ「セトリング・スペース」を設けておき、トリムボードで目隠しをする。
媒介契約であって、依頼者が他の宅地建物取引業者に重ねて依頼することが禁止されている契約のことを「専任媒介契約」と呼ぶ。
二項道路に接している敷地で、道路の境界線を後退させること。セットバックした部分は道路と見なされるので、その部分に建物を建築することはできない。また、建ぺい率・容積率の計算の基になる敷地面積に含めることも不可。セットバックが必要な面積が、敷地面積の10%以上ある場合は、物件広告を出すときに「要セットバック○平方メートル」といった形で表示する必要がある。すでに後退している場合は「セットバック済み」となる。
媒介契約であって、次のアとイの特約が付いている契約のことを「専属専任媒介契約」と呼ぶ。ア:依頼者は、他の宅地建物取引業者に重ねて売買(又は交換)の媒介(又は代理)を依頼することができない。イ:依頼者は、依頼した宅地建物取引業者が探索した相手方以外の者と売買(又は交換)の契約を締結することができない。