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「と」の不動産用語
  • 都市再生法(としさいせいほう)
  • 都市部の居住環境の向上や市街地の整備を推進するために制定された法律。正式には「都市再生特別措置法」という。2002年6月1日施行。民間活力を利用して、東京などの大都市の国際競争力を回復すること、衰退した地方中核都市の再生、老朽化した木造住宅密集地の再開発などを進める。既存の建築規制を適用しない「開発特区」の導入、都市計画手続きの迅速化、民間プロジェクトへの金融支援などが盛り込まれている。

  • 独立型キッチン(どくりつがたきっちん)
  • キッチンを、ダイニングやリビングとは独立した部屋として設けるプラン。においや音を気にしないで料理ができる、調理作業重視型のキッチンだ。散らかしたままでも食事のときには気にならないのもメリット。内装材やキッチンの扉材などもほかの部屋との調和を考えなくていいので、キッチンだけのカラーコーディネートを楽しめる。ただ、配ぜんや後片づけがスムーズにできるよう、ダイニングとのつながりには気をつけておきたい。

  • 透過損失(とうかそんしつ)
  • 建物の壁や窓などの材料の遮音性能を表す数値(TL: Transmission Loss)。「音響透過損失」ともいう。単位は「dB」。部屋の外側から入り込んだ音(入射音)の大きさと、材料を通って内側に入った音(透過音)の大きさとの差(音圧レベル差)で表す。透過損失は材料の質量に比例する。これを「質量則」という。たとえば、重さが2倍になると透過損失が4〜5dB大きくなり、その分だけ遮音性が高まる。

  • 倒産隔離(とうさんかくり)
  • 不動産証券化にかかわるプレーヤーが倒産するリスクを避けること。「Bankruptcy Remoteness」の日本語訳。2つのアプローチがある。(1)証券化の対象資産をオリジネータ(原資産保有者)から法律的に分離すること。タックスヘイブン(租税回避地)のケイマン諸島にSPC(特定目的会社)を設立するなどの手法がある。(2)債権者が破産申し立てをしない契約をするなど、資産を保有するSPV(特別目的事業体)自体が倒産するリスクを極小化すること。

  • 床脇(とこわき)
  • 床の間の横にある、さまざまな棚を組み合わせた装飾的な空間の総称。棚の付け方、天袋・地袋の有無や大きさなどによって、多彩なタイプがある。棚の形式は、左右の壁から段違いに張り出して小さな束(海老束)でつなげる「違い棚」が一般的。載せた物などが落ちないように棚板の縁につけた鳥や波の形をした木を「筆返し」という。床の間との境の壁に「狆潜(ちんくぐ)り」や「洞口(ほらぐち)」などの吹抜けをつけるタイプもある。

  • 東京都優良マンション登録表示制度(とうきょうとゆうりょうまんしょんとうろく)
  • 東京都が優良なマンションストックの形成を目指して取り組んでいる施策のひとつ。都内で分譲された新築・中古マンションを対象に、建物の性能などのハード面、管理運営などのソフト面の両面から、一定の水準を満たすマンションを登録し、一般に情報提供する。認定基準は、住宅性能表示制度や公庫に準じた内容。認定期間は原則として新築が6年、中古が3年。公開は、東京都防災・建築まちづくりセンターのホームページ。

  • 独立基礎(どくりつきそ)
  • 1本ずつの柱の位置に単独で設けられた基礎のこと。「独立フーチング基礎」ともいい、フーチング(基礎の広がり部分・底盤)が、無筋コンクリートまたは鉄筋コンクリートの直方体や四角錐の形をしている。一戸建てでは、傾斜地に建築する場合やデッキなどの基礎として使われることが多い。独立基礎の一種で、古い木造建築など軽微な構造で使われたものに玉石基礎などがある。土台や大引きを支える床束の下に敷くのは「束石」。

  • 登記簿(とうきぼ)
  • 不動産では、土地・建物にかかわる権利関係を法的に登録する台帳のこと。登記簿に登記していないと、第三者に対抗できない。登記簿は土地、建物それぞれにあり、中身は表題部、甲区、乙区に分かれている。表題部には、土地登記簿の場合は所在地の地番、地目、地積など、建物登記簿の場合は家屋番号、構造、床面積などが出ている。甲区には、所有権にかかわる事項、乙区には抵当権などの所有権以外の権利に関する事項が含まれる。

  • 特優賃(とくゆうちん)
  • 中堅所得者のファミリー向けの公共賃貸住宅の一種で、特定優良賃貸住宅を省略して「特優賃」という。民間の土地所有者が一定の条件に合った賃貸住宅を建築し、自治体や公社が長期契約(最長20年間)で借り上げたり、管理受託をして運営する。賃貸住宅の建築にあたって、国や自治体からの建設費の補助と公庫の低利融資が受けられるうえに、入居者の負担を和らげるための家賃補助を受けられる。入居者は収入に応じて負担額が変わる。

  • 等価交換マンション(とうかこうかんまんしょん)
  • 等価交換方式で開発されたマンションのこと。比較的小規模のマンションが多い。賃貸で入居する場合には特に問題はないが、分譲された住戸を購入する場合は注意点がある。元の地主が複数の住戸を所有して、一部の住戸を賃貸にしているケースが多いため、管理運営の善し悪しが地主に左右されやすい。管理意識の高い地主なら建物も良好に維持されるが、その反対の場合は、長期修繕計画などが上手く行かないケースも見られる。