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2017年7月29日 ブログ, 不動産コラム

相談内容

実家の会社の業績悪化で若いときから多額の連帯保証債務を負っており、会社の倒産を機に自己破産をすることになりました。
連帯保証債務は2億円、住宅ローン債務は約3,500万円でした。自分がやっている別事業の業績は良かったので、そちらだけ知人の会社に事業譲渡しました。
自己破産をして知人の会社にて働いていこうと思いますが、せっかく購入して一生懸命返済を続けてきたマイホームに住めなくなるということだけは、無念です。
賃貸に引っ越したとしても、妻と子供3人、老いた両親との7人暮らしで、できれば子供の学区を変えたくなく家賃は高くなってしまうと思います。
住み続ける方法はありませんでしょうか?

解決方法

破産申請後、破産管財人の弁護士さんに相談し、自宅は任意売却することになりました。
住み続けたいという強い希望をかなえるべく、まずはセール&リースバックという方法をご提案しました。
債権者の応じる売却代金は3,000万円前後だったため、すぐに賃貸物件として買ってくれる投資家さんを探しました。

◆セール&リースバックとは?・・・不動産を第三者に買ってもらい、賃貸借契約を結び、そのまま住み続ける方法。賃貸借契約終了後に買い戻し優先権などをつけるなど、買戻しができる可能性がある。

結果

毎月支払いが出来る賃料が210,000円位との事でしたので、その条件で投資家さんに打診したところ、2,900万円で購入申し込みが入りました。
債権者と破産管財人、裁判所の売却許可も取れたので、2,900万円で任意売却が成立しました。2年間月額210,000円の賃貸借契約を締結し、大山様家族はそのまま住み続けることができました。投資家さんも表面8.6%の物件を所有することができご満足いただきました。
自己破産の手続きも無事に終わったので、これからは負債の心配もなく、仕事を頑張っていきたいと再スタートに前向きになられていました。