癒しの時間を提供してくれる喫茶店ですが、その存在も危ぶまれています。
1981年に15万店以上あった喫茶店は現在7万店を下回り、半分以下の規模になっています。
実はコーヒー自体の需要は伸びています。
自宅でもおいしいコーヒーを淹れられる環境が整ってきています。
喫茶店には、コーヒーやデザートの味だけではなく、
喫茶店に行くことで得られる付加価値を作り出す努力が重要といえそうです。
「ちょっとした贅沢の場」であった百貨店業界も衰退しています。
1991年に12兆円以上の売り上げがありましたが、現在では約6兆円と半減しています。
大きな要因は、人々の消費行動の移り変わりにあると考えられます。
消費の場はアナログからデジタルへと移行してきました。
インターネットでお買い物できるECサイトやフリマアプリの台頭でその流れも加速していくことでしょう。
生活必需品とはいえない贅沢品や嗜好品は景気の影響を受けやすく、
またニーズの変化も大きい業界です。
うまく顧客のニーズをつかむことが今後にとって重要といえるでしょう。