相談内容
ドックカフェ兼自宅の物件について、事業が停滞したことから事業資金と住宅ローンの支払が困難となり、キャッシング等から綱渡り状態で支払を続けていたが限界となり相談をされてきました。本人の希望としてドックカフェの事業は継続したく、よって売却をせずに住み続けたいとのことでしたが条件次第では売却することも仕方がないとの考えもあり、かつ破産も視野に入れられていました。
解決方法
売却せずに住み続けるために、リースバックの提案を優先して提案させて頂きましたが、リースバック後の支払う家賃と事業の収支から考えると長期的には困難な状況になるとご自身が判断され、売却の方向で進めることになりました。破産については当社で弁護士を紹介し、弁護士の話を聞かれた上で売却後の状況により再考するとのことで保留としました。ついては住宅ローンの支払はなけなしのお金で小額ながらも支払を継続していましたので、まずは住宅ローンの支払を無理に続けなくてもよいと助言し、むしろこのような背景の場合、住宅ローンの支払を止め、その浮いたお金で今後の生活費の充当すべきとの助言をさせて頂きました。尚、今回の売却のポイントは店舗兼自宅の物件のため購入希望者のターゲットが限定されることから購入希望者の集客の方法についてはドックカフェを運営している協会等に直接アプローチを行ないました。
結果
結果として今回のポイントである店舗兼自宅の物件に対して、同じようにドックカフェの運営を検討される方からの購入申込みがあり早期に売却に至りました。尚、完済で売却も出来たことから住宅ローンの支払はなくなり、後は事業資金の支払のみになったことから出来る限り頑張って支払っていくが、だめなら破産すると割り切った気持ちになられていました。ついては再スタートを頑張っていこうと笑顔で仰られていました。